サイト訪問を願うと、売上が減る
「Meta広告:Instagram・Facebookで成果を出す基本」のレッスン 3 / 5・約6分
目的の選び方ひとつで、AIが連れてくる人が入れ替わります。ほしい成果をそのまま頼み、AIが学べる件数と計測をそろえる方法を見ます。
このレッスンで学ぶこと
- 目的は、AIへの注文
- 学習には件数がいる
- 成果をMetaに届ける
レッスンの内容
最初に聞かれる、ひとつの質問
Meta広告を作り始めると、最初にキャンペーンの目的を聞かれます。
認知、トラフィック、エンゲージメント、リード、アプリの宣伝、売上。この6つから1つを選びます。
よくある、控えめな願い
商品を売りたい。でも、いきなり「買ってください」は気が引ける。
そこで「まずはサイトに来てほしい」と、トラフィックを選ぶ人が少なくありません。
願いを切り替えてみよう
目的を「クリック重視」と「購入重視」で切り替えてください。増えた数字ではなく、青い点の数だけを見てください。
入れ替わったのは、人
クリック重視から購入重視に切り替えると、クリックは58から21に減り、購入は5から17に増えました。
予算は同じ。届く人そのものが入れ替わったのです。
AIは、頼まれたものを探す
配信AIは、選ばれた成果が起きやすい人を探して出します。これを最適化といいます。
クリックを頼めば、クリックはするが買わない人を、とても上手に見つけてきます。
ペアを見つけよう
6つの目的のうち4つです。残りはエンゲージメントとアプリの宣伝。どれを選ぶかで、AIが探す人が変わります。
ほしいものを、そのまま頼む
購入がほしいなら売上、問い合わせがほしいならリード。
ほしい成果をそのまま目的に選びます。訪問や認知のような手前の数字で代用しないのがコツです。
考えてみよう
問題:オンライン講座の申し込みを増やしたい。申し込みはサイト上で完了します。目的はどれを選びますか。
- 申し込みという成果を、そのまま目的に選ぶ(正解)
- まず認知を選んで、講座の名前を広めておく
- トラフィックを選んで、訪問を集めてから考える
解説:配信AIは、選んだ成果が起きやすい人を探します。申し込みを頼めば、申し込みそうな人が集まります。手前の数字を挟むほど、集まる人は目的から遠ざかります。
願いが叶うには、件数がいる
配信AIは、実際に起きた成果を手がかりに学びます。
学習中の情報収集期間を抜ける目安は、1つの広告セットで7日間に約50件の成果です。
○か✕か
○か✕か:月に数件しか起きない申し込みでも、それを目的の成果に選んでおけば、AIはいずれ学習してくれる。
答え:✕。手がかりが少なすぎると、学習はいつまでも終わりません。件数が足りないときに限って、カート追加のような手前の確実な行動を成果に置き、件数が追いついたら本命に戻します。
起きたことは、届いていますか
もう1つの条件は、成果がMetaに届くこと。サイトのピクセルだけだと、ブラウザの制限で取りこぼしが出ます。
そこでMetaは、サーバーから送るコンバージョンAPIの併用を勧めています。
考えてみよう
問題:購入は毎日きちんと起きているのに、その成果がMetaにほとんど届いていません。配信AIはどうなるでしょう。
- 成果がまれなときと同じで、学習が進まない(正解)
- 計測は報告用なので、配信には影響しない
- サイトの売上を自動で読むので、問題ない
解説:AIが見ているのは、届いた成果だけです。起きたことと届いたことがずれていると、正しく頼んでも学習は空回りします。届ける経路は、目的とセットで用意します。
正しい頼み方
- ほしい成果を、そのまま目的に選ぶ
- その成果が1つの広告セットで7日間に約50件たまるかを確かめる
- ピクセルに加えてコンバージョンAPIで、成果をMetaに届ける
考えてみよう
問題:ネットショップを始めたばかりの人が、購入を増やすために最初にやることはどれでしょう。
- 売上を目的に選び、購入がMetaに届く経路を先に用意する(正解)
- まずトラフィックで訪問を集め、購入は軌道に乗ってから頼む
- 購入が少ないうちは認知を選び、名前が広まるのを待つ
解説:おつかれさまでした。頼む成果を決め、その成果が届き、数えられる。この3つがそろってAIは学べます。では、届ける相手は年齢や興味で絞ったほうがいいのでしょうか。次は、絞り込むほど買う人を取りこぼす理由を、自分で条件を足しながら確かめます。
用語
- リード(Leads)
- 問い合わせ、資料請求、登録など、見込み客の情報が手に入ることを成果と数える目的。
- 最適化(Optimization)
- 選ばれた成果が起きやすい人を優先して届ける動き。配信AIがふだんやっていること。
- ピクセル(Meta Pixel)
- サイトに埋め込む小さなコード。訪問者のブラウザから、起きた行動をMetaへ知らせる。
- トラフィック(Traffic)
- サイトやアプリへの訪問を成果として数える目的。そのあと買ったかどうかは見ていない。
- 情報収集期間(Learning phase)
- 配信AIが、どんな人が成果を出すかを覚えている途中の期間。広告セットごとに進み、この間は成績が安定しにくい。
- コンバージョンAPI(Conversions API)
- 自分のサーバーから直接Metaへ成果を送る仕組み。ブラウザ側の取りこぼしを補う。
- キャンペーンの目的(Campaign objective)
- 何を成果と呼ぶかをMetaに伝える注文。配信AIは、ここで選ばれたものが起きやすい人を探す。