動いている時計は、本当に遅れる

「相対性理論」のレッスン 1 / 20・約2分

相対性理論は時間と空間の仕組みを説明する理論です。速く動くと時計が遅れることを、指で動かして確かめます。

このレッスンで学ぶこと

  • 速く動くと時計が遅れる

レッスンの内容

時計は遅れる

相対性理論は、時間と空間の仕組みを説明する理論です。

速く動くと、時計は本当に遅れます。地球の時計と、光速の87%で往復する時計を比べてみましょう。

時計は遅れる

同じ旅なのに、数字が違いますね。スライダーを右に動かすと、差はもっと開きます。

時計は遅れる

光速の99%なら、ロケットの1年は地球の約7年です。本人には、時計は普通に進んで見えます。

時計は遅れる

問題:GPSは電波が届く時間で距離を測ります。衛星の時計が1日に38マイクロ秒(100万分の38秒)ずれるとどうなりますか。

  1. 位置が1日に約10 kmずれる(正解)
  2. 位置が1日に約1 cmずれる
  3. 時計の表示が変わるだけ

解説:正解です。GPSは電波が届く時間で距離を測るので、小さなずれが大きな誤差になります。

時計は遅れる

つまりGPSは、この時間のずれを直して動いています。遠い世界の話ではありませんね。

時計は遅れる

このコースでは、時間の遅れからブラックホールや宇宙の膨張まで、難しい計算なしで見ていきます。

時計は遅れる

最初の疑問はこれです。「動いている」とは、いったい何に対してでしょうか。

用語

GPS(Global Positioning System)
人工衛星から電波が届くまでの時間をもとにして、今いる場所を計算する仕組みです。
光速(Speed of light)
光が進む速さのことです。秒速約30万kmで、1秒間に地球を7周半回ります。
相対性理論(Theory of relativity)
時間や空間、重力の仕組みを説明する理論で、アインシュタインが考え出しました。