SQLは、3つの単語で読める
「書けなくてもSQLが読めるようになる方法」のレッスン 1 / 8・約2分
アプリの画面の裏で、いつもデータへの質問が走っています。その質問の言葉がSQL。ボタンを押しながら、たった3つの単語で読めるようになります。
このレッスンで学ぶこと
- SQLとは何か
- SQLを読む順番
レッスンの内容
画面の裏で、データに質問している
通販アプリで注文履歴を開くと、何百万人もの記録から、自分の注文だけが新しい順に並びます。
アプリが裏で「この人の注文を、新しい順に見せて」とデータに質問しているからです。
たまった記録に、質問する言葉
注文や売上をためる場所がデータベース。大きなExcelの表だと思えば大丈夫です。
そこに伝わる形で質問する言葉がSQL。銀行の明細や売上グラフも、この仕組みで動いています。
SQLが受け持つのは
問題:雑貨チェーンの店長が「先週いちばん売れた商品は?」と知りたくなりました。この場面でSQLが受け持つのはどれでしょうか。
- その質問を、売上の記録に向けて伝える(正解)
- 売れるたびに、レジで売上を記録する
- 売上の記録を、見やすいグラフに描く
解説:SQLはたまった記録に質問する言葉です。記録はレジ、グラフは分析ツールの仕事です。
日本語で聞くと、SQLになる
3つのボタンで、商品の表に質問してみましょう。押すたびに変わるSQLの行と、表で薄くなる場所を見比べます。
3つの単語で、たいてい足りる
FROMは表、WHEREは行、SELECTは列を決めます。
読むときはFROM → WHERE → SELECTの順。表と行が決まってから、見せる列を選ぶからです。
○か✕か
○か✕か:SELECTに書く列を減らすと、出てくる商品の数も減る。
答え:✕。件数(行の数)を決めるのはWHEREの条件です。SELECTで列を減らしても表が細くなるだけで、商品の表の8件は8件のままです。
読めると、数字を確かめられる
届いた数字が思ったより少ないとき、原因の多くはWHEREの条件にあります。
SQLが読めれば、削られた行をその場で確かめられます。書けなくても、読めれば確認する側に回れます。
今日つかんだこと
- SQLは、データベースにたまった記録へ質問するための言葉
- FROMで表、WHEREで行、SELECTで列を決める
- 読むときはFROM → WHERE → SELECTの順。この順のまま、並べ替え・集計・表をつなぐ文まで読めるようになる
仕上げの確認
問題:SELECT name FROM products WHERE category = '文具' は、何を取り出す指示でしょうか。
- 商品の表から、文具の商品の名前だけ(正解)
- 商品の表から、すべての商品の名前と分類
- 売上の表から、文具が売れた回数
解説:おつかれさまでした。表は products、行は文具だけ、列は name。この順に読めれば、もうSQLは読めています。この3語の先に、「トップ10」が毎回入れ替わる、10件あるのに8件と出る、つないだら商品が消える、といった数字のずれの正体があり、コースを終えるころにはAIが書いたSQLを読んで意図どおりか確かめられます。次は、全部の列を返す「*」が、なぜ毎週のレポートを壊すのかを見ます。
用語
- SQL(SQL)
- データベースの記録に質問する言葉。欲しい表・行・列を指定して取り出します。
- FROM(FROM)
- どの表を見るか指定する部分。どの棚を開けるかです。
- WHERE(WHERE)
- どの行を残すか決める部分。条件に合わない行は出てきません。
- SELECT(SELECT)
- 取り出す項目を決める部分。表のどの列を見せるか指定します。
- データベース(Database)
- 注文や売上などの記録をためておく場所。大きな表の置き場だと思えば十分です。