イライラは、相手を変えたい合図

「他人に振り回されない生き方」のレッスン 1 / 6・約2分

人にイライラした瞬間は、相手が間違っている証拠ではなく、自分が相手を動かそうとし始めた合図です。メル・ロビンスの家で起きたプロムの日の話から、その合図の受け取り方を2分で確かめます。

このレッスンで学ぶこと

  • イライラは手を止める合図

レッスンの内容

Let Themとは?

家族や同僚に口を出して、疲れるのは自分だけ。そんな瞬間に使うのが「Let Them」、好きにさせておこうという二語です。

米国のメル・ロビンスが本にまとめ、世界的なベストセラーになりました。

プロムの日、母は口を出し続けた

息子オークリーのプロム当日、ロビンスは夕食の予約がないことに気をもみ、口を出し続けました。

娘ケンダルの一言は「タコス屋に行きたいなら行かせて。彼のプロムで、ママのじゃない」。

同僚が、自分なら絶対にしない順番で仕事を進めていて、見ている

問題:同僚が、自分なら絶対にしない順番で仕事を進めていて、見ているとイライラしてきます。プロムの日のロビンスにあたるのは誰でしょう。

  1. 自分とは違う順番で進めている同僚
  2. イライラして口を出したくなっている自分(正解)
  3. どちらもロビンスにはあたらない

解説:プロムの日のロビンスは、息子の夜を自分の思う形に動かそうとしていました。同僚のやり方を変えたくてイライラしている自分が、それと同じ立場です。

口を出すと、何が動くか

「口を出す」と「させておく」を何度か押して、画面で変わるのはどこかだけを見てください。

イライラは、合図だった

何度口を出しても息子たちの道は変わらず、減ったのはロビンスのバーだけでした。

人へのイライラは相手が間違っている証拠ではなく、相手を動かそうとし始めた合図です。

○か✕か

○か✕か:相手にイライラするのは、相手が何か間違ったことをしている証拠だ。

答え:✕。そう感じるのは自然です。でも、タコス屋を選んだオークリーが間違っていたわけではありません。イライラが教えてくれるのは、自分が相手を動かそうと手を伸ばし始めた、ということだけです。

プロムの日に起きていたこと

  • 人へのイライラは、相手を動かそうとし始めた合図
  • 口を出しても相手の道は変わらず、減るのは自分の力だけ
  • 合図が出たら、心の中でLet Themと言って手を止める
  • このコースでは、ストレス、不機嫌な人、人の評価、離れていく友だちにこの二語を使っていく

家族が、あなたの勧めた方法を無視して別のやり方を選びました。

問題:家族が、あなたの勧めた方法を無視して別のやり方を選びました。ムッとした瞬間に、まずすることはどれでしょう。

  1. 自分の方法の良さを、もう一度ていねいに説明する
  2. 心の中で「Let Them」と言って、口を出す手を止める(正解)
  3. ムッとした自分を反省して、気にしないようにする

解説:ムッとした瞬間が合図で、そこで二語を言って手を止める。今日はこれだけ持ち帰ってください。おつかれさまでした。ただ、手を止めただけでは、ただ黙って見ている人になってしまいます。ロビンスの二語には、実は続きがあります。次のレッスンでは、後半の「Let Me」で、何度言っても変わらない家族が自分から動き出す仕組みを見ます。このコースを終えるころには、上司の不機嫌にも、人の評価にも、疎遠になった友だちにも、消耗せずに次の一手を選べるようになります。

用語

合図(Cue)
人にイライラした瞬間に出る、自分が相手を動かそうとし始めたというお知らせ。相手が正しいかどうかとは関係がない。