作戦会議では、85%に届かない

「量子物理学入門」のレッスン 10 / 10・約6分

離れた2人が相談なしで答えるゲームで、事前にどんな作戦を立てても勝率は75%止まり。もつれた電子を使うと約85%に届きます。アインシュタインが負けた理由と、量子コンピュータの入口を見ます。

このレッスンで学ぶこと

  • ベルのゲームで分かる量子もつれ

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用語

干渉(Interference)
波が重なり強め合ったり消し合ったりする現象。量子力学では確率ではなく波の振幅を足すため起こります。
量子もつれ(Quantum entanglement)
2つ以上の粒子が個別ではなく、2つで1つの状態を持っていることです。1つずつ測るとランダムですが、ペアの結果には決まった関係が現れます。
隠れた変数(Hidden variables)
測定前に結果を決めている見えないメモのこと。粒子がこれを持つなら測定はメモを読む作業になります。
ベルの不等式(Bell inequality)
事前に結果が決まり超光速の連絡もないなら一致度は上限を超えないとする法則。1964年にベルが提示しました。
量子コンピュータ(Quantum computer)
重ね合わせやもつれを使い、波の干渉で正解を導く計算機。全候補を同時に試すわけではありません。
局所的な隠れた変数(Local hidden variables)
「結果はメモで決まっており超光速の連絡もない」という考え方です。ベルの不等式の実験で否定されたのはこの組み合わせです。