型は、ほとんど書かなくていい

「TypeScript入門」のレッスン 2 / 13・約5分

型は、ほとんど自分で書かなくても大丈夫ですよ。TypeScriptが最初の値から自動的に決めてくれるからです。

このレッスンで学ぶこと

  • 型推論
  • 配列の型

レッスンの内容

データに付く荷札

型はどこから来るのでしょうか。日程調整アプリの1行で確かめてみましょう。

終わるころには、型をほとんど書かなくていい理由が分かります。

データに付く荷札

イベントの名前を覚えておく1行です。光る順に見てください。

データに付く荷札

箱の中身がデータです。名札の title は変数で、データに付けた名前です。

データには種類があります。文字か、数か、はい・いいえかです。

データに付く荷札

この種類の荷札が型です。文字は string、数は number と書きます。

はい・いいえは boolean です。どれになるかは値の書き方で決まります。

データに付く荷札

問題:人数のつもりで let count = "4" と書きました。count の型はどれでしょうか。

  1. string(文字)(正解)
  2. number(数)

解説:その通りです。引用符で囲むと、中身が数字でも文字になります。

書かなくても付く

ところで title の行には、型を1文字も書いていません。

それでも数の 12 を入れ直すと赤線が出ます。チップを押して試してください。

書かなくても付く

12 と true だけに赤線が出ました。: string を外しても同じです。

TypeScriptは最初の値を見て、型を自分で決めています。これが型推論です。

書かなくても付く

型を書いた行と書かない行を並べます。右に付く荷札を比べてみてください。

書かなくても付く

どちらも荷札は string です。だから型は、ほとんど書かなくてかまいません。

書いた方がいいとき

ただ、推論に任せると困る場面があります。候補日を並べる行です。

19日を引用符なしの 19 と打ち間違えました。上と下の行を比べてください。

書いた方がいいとき

型を書かない上の行は、そのまま通ります。推論は書いたものを信じるからです。

string[](文字の並び)と書いた下の行だけが、19 を止めました。

書いた方がいいとき

候補日の並びに、文字の並びの型を書きましょう。

const dates: ___ = ["2026-12-12", "2026-12-19"];

string[] と書いておけば、数が紛れ込んだ時点で赤線が出ます。

書いた方がいいとき

  • データには型という荷札が付く
  • 型は書かなくても、最初の値から決まる
  • 間違いやすい並びには、型を書いて守る

書いた方がいいとき

では、関数に渡す値にも型は付くのでしょうか。値を1つ渡し忘れると何が起きるかを見ます。

用語

型(Type)
データの種類の荷札。文字か、数か、はい・いいえか。TypeScriptは動かす前にこれを確かめます。
変数(Variable)
データに付けた名前。名前で呼べば、いつでも中身を取り出せます。
型推論(Type inference)
型を書かなくても、TypeScriptが最初の値を見て型を決めてくれる仕組み。